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エリちゃんが東京にいることは新婦に聞いていました。 「メールが来ない」と新婦に催促をお願いしたメールの返事の中で知りました。 「エリちゃんは実は看護婦さんになりたかったみたいで、東京にある看護婦の学校に行くために会社を辞めて東京に行ったんよ。送別会の時にtoyoちゃんのメールアドレス渡したんやけどなぁ。」 僕はことある度にエールを送っていました。 僕とエリちゃんのメールは他愛のない話で続きました。 「今日の夕飯はお魚です。おーいしー!」 「今朝は遅刻しそうになりました。」 僕の資格試験の一次試験の合格発表の時は、 「合格!合格!絶対ごーかーく!」 というメールをもらい合格できたりしました。 他愛のないメールでもつながりを感じていました。 もっとつながりたい。 そう思う素直な気持ちのまま、僕はエリちゃんに会いに行こうと思いました。 僕が受けていた資格試験は、7月の論文試験が終われば、しばらく次の試験まで期間が空きます。この間に東京へ行ってエリちゃんに会いに行こうと思いました。 エリちゃんにその旨をメールしたところ時間を作ってくれるということでした。 僕は当時、アルバイトで貯めたお金で試験勉強をしていた身であり、お金があまりなく、東京まで「青春18切符」で8時間かかって行きました。 その日は東京に住む友人の家に泊めてもらって、次の日のエリちゃんとのデートに備えるつもりで友人の家に行ったのですが、久しぶりに会った友人のテンションが上がり、夜中の3時くらいまで酒を飲みながら「ロックンロールとはなんぞや!」という講釈を聞かされ、挙句の果てに友人は酔いつぶれて寝てしまい、あまりの鼾のうるささにたまりかね、僕は隣の台所で寝る羽目になりました。 あの時、台所で横になっている僕の目の前をゴキブリが通りすぎたことを僕は今も覚えています。 エリちゃんに初めて会ってからはや半年。 半年振りにエリちゃんを会います。 僕自身、彼女を待ち合わせ場所で見分けられるか不安でした。 しかし、僕の記憶の中のあの綺麗な大きな瞳をたどっていくと、待ち合わせ場所である東京のマルイ前で僕を待つ彼女にたどりつきました。 彼女は笑顔で僕を迎えてくれました。 <つづく> <使用機材> OLYMPUS E-1 ZD14-54 F2.8-3.5 (photoshopにて加工)
by toyo5014
| 2007-07-26 23:15
| 小噺
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